真菌感染症の種類や適応する薬

真菌とは、いわゆるカビのことです。
味噌の製造に使われるコウジカビやブルーチーズの製造に使われるアオカビなど、無害で食用のものもありますが、有害なものもあります。
そしてその有害な真菌が感染することによって発症した病気を、真菌感染症といいます。

真菌感染症には、カンジダ症やマラセチア毛包炎など、多くの種類のものがあります。
水虫も、白癬菌という真菌による真菌感染症の一種です。

いずれも感染症ですが、真菌が原因となっているため、細菌感染に有効な抗生物質やウイルス感染に有効な抗ウイルス薬では、治すことができません。
真菌感染症に適応する薬は、抗真菌薬となっています。

そして、抗生物質や抗ウイルス薬が、それぞれ適応する細菌やウイルスに効果を発揮するように、抗真菌薬も種類によって適応菌が異なっています。
たとえばカンジダ症の治療に、水虫の治療薬を使用しても、効果は出ないのです。
複数の真菌に効果を発揮する抗真菌薬もありますが、ごく一部です。
したがって、真菌感染症だからとひとくくりに考えて、むやみに抗真菌薬を使うのではなく、まずは病院を受診して真菌の種類を特定してもらい、その上でそれに効果を発揮する抗真菌薬を使うことが肝心です。