抗真菌活性と抗真菌スペクトル

ひと口に真菌と言ってもいろいろな種類があるのですが、抗生物質のような抗菌薬には特定の真菌に効果を発揮するものもあれば、幅広い真菌に対して効果を発揮するものもあります。
この効果を発揮する対象の幅広さのことを抗真菌スペクトルと言います。
ということはこの抗真菌スペクトルを拡大させればさせるほど、より多くの利用範囲が見込めるということになります。
もちろん真菌に対する効果があるということが前提条件としてあります。
この真菌に対する効果のことを抗真菌活性と言います。
強い抗真菌活性を持ち、尚且つ幅広い抗真菌スペクトルを持っているものが優れた抗真菌薬ということになるのです。
白癬菌やカンジダ菌などを原因菌とする病気にはこれらの抗真菌薬が利用されることになりますが、強い抗真菌活性を持っているということは、その副作用についても考慮しなければいけなくなります。
したがって強い抗真菌活性を維持したままで副作用を軽減する手法についてもいろいろな研究がなされています。
いろいろな抗真菌薬がある中で、抗真菌スペクトルが拡大された製品が出てくると、それまでは利用されていなかった症状の出ている患者についても処方されるケースが出てきます。